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日頃クライアントワークを行っているディレクターが、自社コーポレートサイトリニューアルを担当して学んだこと

日頃クライアントワークを行っているディレクターが、自社コーポレートサイトリニューアルを担当して学んだこと

こんにちは、ディレクターのサクライです。

いきなりですが、弊社ビーワークスは2024年4月にコーポレートサイトをリニューアルしました!

リニューアルはなんと6年ぶり。Webアクセシビリティ対応や、コンテンツの拡充、自社フォント「Beeworks Sans」の制作などさまざまな取り組みを行いました。

私はディレクターとして本プロジェクトに携わりましたが、普段担当しているクライアントワークと比較して、自社プロジェクトを経験してこその学びがありました。
そこで今回は、「日頃クライアントワークを行うディレクターが、自社コーポレートサイトリニューアルを担当して学んだこと」というテーマでお話しします。

※ 本記事は、「JBUG東京#22プロジェクトを加速させるBacklog活用術」でのLTを記事化したものです。LTのスライドはこちらをご参照ください。

プロジェクトの進め方が違う

学びの1つ目は、クライアントワークと自社プロジェクトでは進め方が変わるということです。

ここでは簡易的に、プロジェクトの前半を「議論フェーズ」後半を「実制作フェーズ」の2つに、工程を「方針検討」「要件定義」「デザイン・開発」の3つに分けて説明します。

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方針検討」とは、「そもそもプロジェクトをやるのかどうか」「どのくらいの予算でやるのか」など、プロジェクトを進めるにあたり前提となる議論を行う工程のことを指します。

日頃のクライアントワークでは、まずクライアントが社内で方針検討を行い、大まかな指針や予算を定めた状態でご相談をいただき、ビーワークスは要件定義やデザイン・開発からサポートすることが多いです(最近では、方針検討からビーワークスが伴走するプロジェクトも増えています)。

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しかし、自社プロジェクトでは、自分たちで方針検討から行う必要がありました。
具体的には、「そもそもリニューアルを実施するのか」といった議論や、現状のサイトに対する課題のヒアリングなど、関係者とのすり合わせや合意形成を行いました。

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部署を超えた多くの社内関係者を巻き込みながらプロジェクトを進めていくことは、自社プロジェクトならではの経験でした。
他部署もコーポレートサイトで情報発信を行なうほか、営業活動にも利用しているため、方針検討の段階でコーポレートサイトに関する課題や要望を部署や職種を問わず広く吸い上げ、できるだけリニューアルの要件に取り入れることを意識しました。

また、前回のリニューアル担当者に進め方のコツや前回つまずいたポイントを事前に聞いておいたことが、議論や合意形成をする際にとても参考になりました。
今回は実施しませんでしたが、他部署メンバーも含む社内関係者とキックオフミーティングを開催し、プロジェクトについて認識合わせをしておけば、よりスムーズにプロジェクトを進めることができたかもしれません。

このプロジェクトを通じ、普段あまり話す機会のない他部署メンバーと会話をする機会にもなり、今後コーポレートサイトを起点に部署横断のコミュニケーションが増えていくとよいなと感じました!

スケジュール管理の難しさ

2つ目は、自社プロジェクトならではの、スケジュール管理の難しさです。

クライアントワークにおいて明確に制作物が決まっている案件の場合は、納期から逆算してスケジュールを引くウォーターフォール型でプロジェクトを進めることが多いです。プロジェクトの状況に応じて柔軟に調整はするものの、各工程をいつまでに終わらせるかの期限はある程度定まっています。

一方、今回のリニューアルプロジェクトでは、社内だからこそ納得するまで議論してしまったり、社内だからこそボールの所在が曖昧になってしまったりと、自社プロジェクトならではの進捗管理の難しさに直面しました。
日頃のクライアントワークではしっかりスケジュールやタスクの管理をできていても、自社プロジェクトではいつも通りには進まないということが学びの1つでした。

このままだとまずい!と思ったタイミングで「結局タスクはタスク」と割り切るように考え方を変え、プロジェクト管理ツールでタスクを見える化したり、社内だからこそ明確なスケジュールを設けたりなどの仕切り直しをしたことで、無事予定通りの公開に間に合わせることができました。

日頃「あたりまえ」に提供していることの価値

自社プロジェクトを担当したことで、日頃自分たちがクライアントワークで「あたりまえ」に提供していることの価値を再確認できたことが3つ目の学びです。

例えば、スケジュールやタスク管理がうまくいかないという課題に対しては、ビーワークスのような第三者が進行管理を担うことでプロジェクト推進に貢献しているということがわかりました。
他にも、コンテンツ制作を通じて自社の強みやサービス内容をわかりやすく説明することの難しさを実感しました。クライアントワークでは客観的な視点から新たな切り口を提示したり、抽象的な物事を言語化するサポートをしていますが、自社のことになると上手く言語化できなくなることがありました。

こうした、普段は「あたりまえ」にクライアントワークで行なっていることも、いざ自社プロジェクトになると難しい、というのが新たな発見であり、自分たちがクライアントに提供している価値を再認識するきっかけになりました。

クライアントワーク事例は、お気軽にお問い合わせください

今回は日頃のクライアントワークを行うディレクターが、自社コーポレートサイトリニューアルを通じて学んだことをご紹介しました。
リニューアルしたコーポレートサイトをぜひご覧ください!

ビーワークスではプロジェクトの進め方のデザインからサポートします。具体的な事例が知りたい、相談したいことがある、という方は、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いたメンバー

サクライミキ ディレクター

ディレクターとしていろいろなものをつくっています。睡眠の質を追求することが趣味です。

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