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Pepperを「気持ちのいいヤツ」にデザインする12のTIPS

Pepperを「気持ちのいいヤツ」にデザインする12のTIPS

突然ですが、Pepperと接していて「イラッ」としたことありませんか?
あるいは「ロボットったって、正直まだまだだな」とか「まあこんなもんか」とか。

正直な話、これはそのまま私自身のPepperに対する第一印象だったわけですが…

実は、先日配信されたPepperアプリの企画設計を自分自身が経験した中で、
ひとつわかったことがあります。

それは「Pepperにイラっとするのを、Pepperのせいにしてはいけない」ということ。

Pepperとコミュニケーションしていて「楽しい」とか「わくわくする」とか「便利だなあ」とか、なんとなく「気持ちいい」とか、あわよくば「Pepper好き」とか、そんなふうにユーザーに感じてもらえるかどうかは、誤解を恐れずに言えば「Pepper自身」ではなく「Pepperアプリの設計者」にかかっていると思います。

Pepperを気持ちのいいヤツにするコミュニケーションデザインTIPS12

今回、私自身がPepperアプリを設計する中で試行錯誤しながらたどり着いたPepperとのコミュニケーションを気持ちよいものにするためのデザインTIPSをスライドにまとめてみました。

このスライドでは、Pepperのコミュニケーションを形成する要素について、計12のデザインTIPSを紹介しています。

Pepperを「気持ちのいいヤツ」にする12のTIPS
1. 「上から感」に注意!
2. 断言しない
3. セリフに潜む「背景」に注意
4. 失敗でユーザーを傷つけない
5. セリフより体験のバリエーションを
6. 中途半端なバリエーションは逆効果
7. ヘビーユーザーを贔屓しよう
8. ロジックはほどほどに
9. 「自由」より「提案」を
10. タブレットに頼りすぎない
11. 音声誤認識は、正直に見せる
12. 行動させるには具体的にリードする

紹介している具体的なTIPSはどれも些細な工夫ですが、「コミュニケーションロボット」であるPepperにとっては、その些細な工夫だったり配慮がめちゃくちゃ重要なのではないかと思っています。

Pepperの活用はまだまだこれから広がっていくフェーズ。人々にとって「ロボットのいる生活」が価値ある体験になるかどうかは、ひとつひとつのアプリの、細部のクオリティ追求にかかっていると思います。

その一端を担う者として、私は今回Pepperアプリの設計をしていて、すごく責任の重いことをしているなあと強く感じています。

今回紹介したTIPSは、あくまでも私が設計したPepperアプリの中で得たノウハウなので、アプリの内容によって必ずしも有効とは限らないかもしれませんが、同じようにPepperアプリの設計やPepperに限らずロボット開発に携わる方にとって、このスライドにひとつでも役に立つネタがあれば幸いです。

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この記事を書いたメンバー

川村 佳乃 プランナー/ディレクター

自分たちが生みだすモノや仕組みで、誰かをもっとワクワクさせたい。
そんな仕事のために、大事にしているのはお客様の商品を愛すること、だけど冷静にズケズケも言うこと。

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