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あなたは見分けられる!?定番フォント代わりに使えるGoogle Fonts 27書体

あなたは見分けられる!?定番フォント代わりに使えるGoogle Fonts 27書体

※この記事は2014年1月6日に執筆された記事です。現在は内容が異なる可能性があります。


あけましておめでとうございます!定番フォントを愛してやまない、デザイナーのタカハマです。今月からTypeSquareの「MORISAWA PASSPORTプラン」が始まるようで、国内サイトでもWebfontの使用が一気に増えそうですね!
そこで今回は、WebNAUTでも使用しているWebfontサービス「Google fonts」から、定番フォントの代わりに使えそうな書体をリストアップしました。

定番フォントをカタチ別にピックアップ

今回は定番フォントの偏りを防ぐために、誠文堂新光社「ABCのみほん〜かたちで見分けるフォントガイド〜」を参考に次のようなカテゴリで分類させて頂きました。

  1. Historical Script 歴史的書体
  2. Serif セリフ書体
  3. Hybrid ハイブリッド書体
  4. Sans Serif サンセリフ書体
  5. Script スクリプト書体
  6. Fancy ファンシー書体

また、「定番フォントリスト」は私の「独断と偏見」+「Google fontsに似た書体があるか」で独自に決めたものです。皆さんが愛してる定番フォントと違ってもお許しください。
それでは、比較用の図版も用意したので、順に見ていきましょう。(左列が定番フォントで右列がGoogle Fontsです)


Historical Script 歴史的書体

現在のローマン体のルーツとされる「碑文」や「アンシャル体」「ブラックレター」といった歴史的な書体です。石に刻む際にできたセリフ跡、平筆のストローク、写本用のペン書きという味わい深いラインナップですね。
Trajan」が醸し出す王道感には思わずひざまづきたくなります。

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Serif セリフ書体

先端に爪状または線状の「セリフ」が付いた書体です。ローマン体とも呼ばれ、セリフの形状や書体の傾きでバリエーションがわかれます。
代表的な違いは、平筆で書いた名残のある「オールドスタイル・ローマン」や、セリフが直線的になった「モダン・ローマン」などがあります。
ファッショナブルでモダンな雰囲気には「Bodoni使っとけ!」と言いたいところですが「Didot」を大胆に使った時のヘアラインのかっこよさも捨てがたいですね。

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Hybrid ハイブリッド書体

「セリフ」と「サンセリフ」の中間くらいの、どちらの特徴もそこそこ持っている書体です。癖が強すぎないので、ほどよいアクセントとなり意外と使い勝手のよいカテゴリです。
シンプルさとエレガントさを兼ね備えた「Optima」の出来杉くん感が半端ないですね。

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Sans Serif サンセリフ書体

「Sans」が「無い」の意味で、セリフのない書体です。日本ではゴシック体とも呼ばれますが、本来のゴシック体は「ブラックレター」のことを指すらしいですね。字形が簡素なため悪条件でも判別しやすく、道路標識などに多く用いられています。
定番中の定番フォントは「Helvetica」ですが「Frutiger」の方が何かと気が利くイメージです。

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Script スクリプト書体

いわゆる「筆記体」と呼ばれる書体です。古典的で華麗なものから子どもの落書きのようなものまで幅広く存在します。
あまりにもフローリッシュなスクリプト体は、オシャレ感は伝わっても肝心の内容が伝わらないので日本人の英語レベルに合わせて使いたいものです。

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Fancy ファンシー書体

これまでのカテゴリでは分類しにくい装飾的で変わった書体です。玉石混交すぎてもはや定番なんてあってないようなものです。むしろ定番外のフォントをいかに使いこなすかが腕の見せ所で燃えますね。
別に不思議ちゃん系のフォントを指してるわけではないのであしからず。

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PDFにもまとめました

拡大したり出力して確認できるようにPDFデータもご用意しましたので、よろしければぜひご活用ください。(A3推奨)

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Basic Fonts VS Google Fonts


定番フォント以外も充実しています

いかがでしたか、あまり似てない書体も一部混ざってはいましたが、そこそこ定番フォントの代替として機能するラインナップではないでしょうか。比較してみると定番フォントのクオリティの高さに惚れ直すこと必至ですが、「Google Fonts」は無料で利用できる上に「コレは使える!」と思わず唸りなくなるチャレンジングなフォントも数多くあります。
ぜひ、皆さんの愛すべきフォントが埋もれていないか「Google Fonts」の世界を散歩してみてはいかがでしょうか。

今回の参考書籍

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この記事を書いたメンバー

タカハマ ケンタ デザイナー/アートディレクター/マネージャー

デザインの面白さを分かりやすく伝えることをテーマとしています。
趣味はドライブとツーリングと買い物。
本気の買い物は仕事に役立つという信念で散財を楽しんでいます。

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