年が明けて1月もあっというまに終わろうとしています…。この業界は3月末納品のプロジェクトに向けて忙しい時期ですね!WEB制作部では仕事始めに「マシュマロチャレンジ(※)」のワークショップを開催しました。
今年はチーム力を上げていくぞ!そんな思いで開催したのですが、狙いは成功したのでしょうか?開催の模様を振り返ります。
コミュ力とは?チームとは?
マネージャーとして部署を見渡した時に下記のような課題を感じていました。
- プロジェクトチーム以外とまったく話す機会が無い人がいる
- 入社したばかりで主体的に意見を言っていいのかなあ?と尻込みしている
- 誰にどのタイミングで何を聞くかなど、「明文化されてないけどできあがっている慣習」に馴染めて無い
採用の時は1対1、もしくは1対2名程度で「ご自身」のことを語っていただくので密な会話が成立するのですが、1対30名などに母数が大きくなると「自分の役割」や「主体的に関わるべきタスクの判断」などコミュニケーションは複雑化します。
では理想のコミュニケーションやチームというと具体的にはなんでしょうか?
コミュニケーションとは
私が受講した宣伝会議の講座で印象深かったスライドからの引用ですが、「言ったけどやってもらえない」というのはコミュニケーションでは無いとわかります。
チームとは
Wikipediaからの引用ですが後半の「実際には」のくだりは耳が痛いですね。
ここはひとつ、部門で何かワークショップなどを開催して新年いいスタートを切りたいなあ…、と考えていたところ、人事担当が教えてくれたのが「マシュマロチャレンジ」でした。
実際のマシュマロチャレンジの様子
全体の流れ
概ね一般的に開催されている方式にのっとりつつ、下記の流れで進行しました。
所要時間は100分程度でした。
- グループ分け(抽選方式)
- アイスブレイク(同じ部署内なので自己紹介ではなくチーム名を考える、に変更)
- ルール説明
- 1回目のチャレンジ
- 計測&結果発表
- 振り返り+メンバーに感想を聞く
- TEDでこのワークショップの概要や意図を知る
- 2回目のチャレンジ
- 計測&結果発表
- 振り返り+優勝チームにパーティー帽進呈+メンバーに感想を聞く
- この経験をどう業務に生かせるか、という質問を投げかけて閉会
- 後日期限を設けて各メンバーからアンケート収集
演出上の工夫
①チーム分けのために「抽選箱」を用意
入り口でくじ引きをするイベント感が好評でした。
もう少しメンバーを恣意的にグルーピングする必要はあったかと思いますが、ゲーム気分を高める効果はあったようです。
②BGMを用意
運動会で流す曲を演出として用意し、その部屋の「業務から離れた時間・空間」の演出に一役買いました。
③優勝チームにパーティー帽を贈呈
優勝したチーム全員にちょっとした(今回はパーティー帽)を進呈することで記念写真ショットなど、楽しい雰囲気をさらに盛り上げました。
参加メンバーの声
WEB制作部では部会共有などした際は必ず感想や意見を出せるようにアンケートを実施しています。
今回もアンケートを回収したところ、非常に回収率が高く(全員提出!)、有意義なワークショップになったことが伺えます。具体的には下記のような声が集まりました。
チームメンバーに関して
- とにかく楽しくチームプレイできたので積極的に意見を言えた。
- 普段の印象と違って、大胆なアイデアを言うので人柄を知ることができた。
- 焦って手を動かす中でも冷静に時間配分を気にしてくれたメンバーがいた。
- 自分の意見をうまく実現する方法に落とし込んでくれた人がいたから、形になった。
チャンレンジのプロセスについて
- トライアンドエラーは大事だとわかったので、業務でも手を止めずやってみようという気持ちになれそう。
- 一度高いタワーを立ててしまったので2度目は設計の工夫にこだわりすぎ、本来のゴールである「高さの勝負」を見失ってしまった。
- 材料が余ってしまったので、もっと挑戦してみてもよかったかもしれない。
- たまに業務でも起きる最後に思い違いが判明するといったところまで普段通りでした。。。設計と情報共有は大事ですね。
- はじめにしっかりと時間を取って同じビジョンを全員で共有することでうまくプロジェクトが回っていくということを再認識した。
- 2回目は1回目で行えなかった各自の役割分担など自分達で切り分けて作業できた。
- 反省としては与えられた材料の使い方に計画性がなかったこと。時間を5分残してパスタが無くなってしまった!
自分が「どうあったか」についての気づきなど
- 自分を取り巻くメンバーを見て、自分が取るべきポジションを見極めるというのも必要なことだったかなと思った。
- 「船頭多くして船山に上る」とも言いますが、皆がリーダーではなく、目的に応じたのメンバーの適性を見極めて、自分のポジショニングを定めるのが、チームプレーには必要かなと思われました。もちろん、船頭がなければ船は動かないので、リーダーは必要ですが。
- 積極的に意見を言った分、先頭を走りながらもちゃんと後ろを振り返って周囲をひっぱったり、共有することも大事だと気付いた。
- 自分のできる事を見つけて動けた。リーダーシップをとることに苦手意識を持っていたけど、得意な役回りで貢献できると思った。
- チームが全体的に、やばい、どうしよう、ってなったときに、誰かが動くのを見ている、指示待ちになってしまっていた。
まとめ
社内でも初めての開催となったマシュマロチャレンジのワークショップですが、入社間も無いメンバーとベテランと分け隔てなく夢中になり、一つの成果を出そうと頑張った経験の共有は貴重だったと感じています。
業務上にどう落とし込めるか、という点においてはメンバーそれぞれの取り組み次第なので期待したいところですが、業務でチームがうまく回って無いな、相手にどう動いて欲しいな、自分はどうあるべきかな、と言った問題や悩みが出た時に全員で参加した共通の体験を思い出す、というのは力になると考えています。
今回の運営には「もっとこうしたらよかった」という反省点も残りますが、組織をマネジメントするにあたって「共感できる原体験」を増やすという取り組みを今後も続けてみたいと思います。
この記事を書いたメンバー
ずっとWEB業界でやってきました。そしてビーワークスには中途での入社です。現在は企画制作部という組織の成長をデザインすることに取り組んでいます。