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〜半年前の自分へ〜 オウンドメディアリニューアルを担当するときの5つの心得

〜半年前の自分へ〜 オウンドメディアリニューアルを担当するときの5つの心得

拝啓

半年前の私へ。お元気でしょうか。
今まで受託案件にしか携わったことしかなかったあなたはこのWebNAUTのリニューアル担当に任命されて
「がんばろう!」と心を新たにしていることでしょう。
ところが、オウンドメディア案件では受託案件にはない苦労も伴います。

これからあなたに、リニューアルを終えた私から5つのアドバイスを授けます。よくよく読んで参考にしてください。

1.これからやることに対して、共感と理解を得よう

一番の敵は社内である。というのをあなたはまず初めに感じるでしょう。
上司には上司の、メンバーにはメンバーの事情ややりたいことがそれぞれあるので、この人とこの人が言っていることは真逆だし、それこの前と言ってること違うし…みたいなことはママあります。

そんなときこそ、自分の中で明確に「今回のリニューアルではこれをやる!」という意志を持つことが大切です。
数値目標なのか、取り入れる技術なのか、はたまたコンセプトなのか、「これを達成するためにこうします」というのを明確にしておきましょう。
それがその後のサイト構築フェーズにあたっても判断軸となるはずです。

また、最初に「敵」と書いてしまいましたが、一方でそれはこれからのリニューアルに対する期待の裏返しだということも理解しておきましょう。
あなたの目指すビジョンやリニューアルで得られるであろう成果に納得できれば、みんな協力的になってくれるはず。
時にはデータでロジカルに、時にはストーリーでエモーショナルに語って、みんなの共感と理解を得られるように立ち回りましょう。

2.事前確認はサボらず、入念に。

今回のリニューアルで移設した記事は約60件。
ウン千ページのリニューアル案件を傍らで見ていたこともあるあなたは「60ページだし、一定のルールに沿ってみんなちゃんと運用してきたはずだから大した苦労はないはず」と、油断します。

しかし、それは甘いということを思い知ります。
いくら制作事情に強いメンバーとはいえ、運用中にリニューアル時の負担を考えていることなどないのです…!
ページ数に関係なく、想定外の事態はどこにでも待ち構えています。
様々なパターンのページを精査して、対応できるような準備をしましょう
あらゆる可能性を考慮してタスクを進めておく(もしくは進めてもらうために動く)のがあなたの仕事です。

以下に、リストを上げておくので参考にしてください。

  • 用意しておくパーツの種類
    過去の記事を移設するのに十分な種類のパーツが用意されているか、もしくはパーツの種類を減らすのであればどのように代替措置を取るのか。

  • リンク
    リンク先のURLは有効かどうか。
    特に記事を断捨離する際や外部のニュースページのリンクを貼っている場合、リンクが消失しがちです。

  • URLの変更
    URLが変わる場合、その影響はあるかどうか。
    カテゴリ名を変更したり、常時SSL接続対応を行うとURLが変更になります。
    そうすると、記事内のリンク修正が必要なほか、SNSのシェア数がURLに紐付いているため、SNSの既存のシェア数を引き継ぐための対策も必要となるので注意が必要です。

  • 元画像データの有無
    元の記事にある画像は全て揃っているか。
    だれかが隠し持っていたり、元データをなくしてしまった!なんてことも…

  • 外部サービス
    外部サービスは移行後でも問題なく使用できるか。今回のリニューアルでは、スマホ版AMP対応ページで表示ができず、個別で対応が必要なサービスがありました。
    また、記事中で外部サービスについて言及している場合、その情報が最新かどうかを確認しておきましょう。

3.文章は何度も詰めよう。

今回のリニューアルの途中であなたは実感します。「あ、文章書くの苦手だ…」と。
なんかいまいちスッとこない、なんかダサい…とこねくり回しているうちに時間はどんどん経ってしまいます。

そんなときはまず人に見せてみること
特に書き言葉は受け手側になってみなければ気づかないこともたくさんあります。
こまめにフィードバックを受けて、どんどんブラッシュアップをしていくことがよい文章に仕上げる上で重要です。

4.公開後のことにも注意を払おう。

クライアントのサイトだと、このあたりの手配に気を払うことはあまりありませんが、オウンドメディアの場合はあなたがクライアント担当者ポジションでもあることを忘れずに。
サイトは公開して終わりではないということを改めて胸に刻んでおきましょう。

  • 社内への周知・広報
  • 運用体制・ルールの整備
  • 広報ツールの作成
  • 社外広報

などなど、考えることはたくさんあります。
しかも、公開したその日から運用はスタートします。公開してから考えるのでは遅いのです。
こういった、リニューアル後の戦略も含め、プロジェクト初期から考えておきましょう。

5.なんだかんだ楽しい

ここまで散々辛そうなことを書いてきましたが、自分に決定権のある状態でのクリエイティブというのはとても楽しいし、リニューアル後はみんな運用にもやる気をだしてくれて、やってよかったなー!と思えるはず。
リニューアルを乗り越えた後の運用もとても楽しいです。
メディアを目にしたユーザーからのダイレクトなリアクションも、運用をしている内部メンバーの変化も、両方見えるのはオウンドメディアならではの楽しみだと思います。

どうかくじけず、最後までやり遂げてください!

敬具

B

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